カラミント(カラミンサ)で心も体もスッキリ!カラミント精油の効果効能を紹介
カラミント(カラミンサ)はミントのようなスッキリとした香りがするハーブです。香りだけでなく、小さくて白い涼しげな花を咲かせることから育てる人も多いです。そんな目と鼻で楽しめるカラミント(精油)のアロマ効果効能を紹介します。
2019年02月05日更新
記事の目次
[1]カラミント(カラミンサ)とは?
カラミントは地中海沿岸原産の多年草です。別名を「カラミンサ」といい、園芸店によってはカラミンサという名前で販売しているところもあります。寒さに強い植物のため、日本の気候でも育ち、地植えすると原産地同様、草丈が50cm程度まで育ちます。
カラミントはかつて、強心剤の薬用ハーブとして利用されていましたが、現在はほとんど使われていません。
また、カラミントは花、葉、茎、根などの植物の全て(全草)が、精油(エッセンシャルオイル)として抽出されます。
[2]カラミントの香りの特徴
名前に「ミント」が入っていますが、ミントの仲間ではありません。しかし、香りはミントの香りと似ていて、清涼感のあるスッキリとした香りがします。ハーブティーとしても
楽しめ、清涼感のある香りと優しいミントのような味で美味しいと評判です。
猫も大好き!?キャットニップ=カラミント
猫を飼っている人の多くが知っている「キャットニップ」。実はこれはカラミントです。猫が好む香りのため、アメリカでは山猫狩りに使用されることもあるとか。家庭用としては、猫のしつけやおもちゃとして使用されています。
日本でいう「マタタビ」のようなもので、猫が臭いを嗅ぐと興奮したり、ストレス発散になったりするという効果があります。(※全ての猫に効果があるわけではなく、猫によっては全く効果がないまたは攻撃的になる場合もある。)
[3]カラミント精油(エッセンシャルオイル)のアロマ効果・効能
心への効能
不安や緊張、イライラ、ストレス、不眠症への効果が期待できます。シャープでスッキリとした香りが気分をリフレッシュさせてくれます。
体への効能
抗菌、去痰、発汗作用があるため、風邪予防・風邪の症状改善に効果が期待できます。
その他の効能
神経性の消化不良の改善、腹痛・腹部の膨張感の改善、神経強壮作用
[4]カラミント精油(エッセンシャルオイル)のおすすめの使い方
芳香浴
いろいろと調べてみましたが、カラミント精油の使い方としては芳香浴が一番適しているようです。アロマディフューザーやアロマランプなどを使い部屋に香りを拡散したり、ティッシュやハンカチなどに精油を垂らして香りを楽しむのが良いでしょう。
使用上の注意
神経毒性のあるケトン類を多く含んでいるため、乳幼児、妊娠・授乳中の方、神経系統の弱い高齢の方、てんかん患者の方への使用は避けましょう。
[5]カラミントの育て方
カラミントは病害虫に強いため、枯れにくく、ガーデニング初心者でも育てやすい品種です。多少手入れを怠ってもしっかりと育ってくれます。
①種または苗を購入する。
園芸店やホームセンターなどで購入できます。カラミントの品種の1つ、「ネペタ」という名前で販売されていることもあります。4月頃から苗が販売され始めます。
広い範囲にカラミントを植えたい場合は、種を購入して撒くのがおすすめです。種を撒く時期は4月~6月が適しています。
②地植えまたは鉢植えする。
日当たりが良い場所で育てましょう。花のつき具合が良くなります。乾燥した場所が苦手なため、砂地へ植える場合は、腐葉土やたい肥など保水性の高い用土を混ぜ込んだほうが良いでしょう。
通気性のよい土を好むため、鉢植えの場合は、鉢底石を入れる必要があります。
※写真はイメージです。
③水やり
乾燥すると急速に弱ります。根がしっかり張るまでは、たっぷりと水をあげましょう。水が不足すると葉がしおれてきます。葉に張りがないようであれば、土が湿るまで水をあげてください。
カラミントの葉でハーブティーを楽しもう
【フレッシュハーブティーの作り方】
カラミントの葉を適量摘み(一人分は手のひらにひとつかみが目安)、ポットに入れ、沸騰したお湯を注ぐだけでできます。3~5分蒸らせば完成♪ポットはガラス製がおすすめです。
カラミントの葉を乾燥させれば、長期保存でき、飲みたいときに飲むことができます。
[6]カラミント精油(エッセンシャルオイル)と相性の良い精油・おすすめブレンド
柑橘系:シトロネラ、レモングラス、レモン
樹木系:ユーカリ
スパイス系:シナモン
[7]カラミント精油(エッセンシャルオイル)で気持ちも体も軽く♪
ミントのようなスッキリとした清涼感のあるカラミントの香りは、気分をリフレッシュさせてくれます。ストレスがたまっている、イライラする、寝つきが悪いという人におすすめです。一度試してみてはいかがでしょうか?
☆アロマセラピスト菊池より一言☆
樟脳のシャキッとした香りとペパーミントの様な透明感のある香り。お茶やポプリ、寄せ植えなど、育てやすく色んなシーンで楽しめるハーブのひとつですね。
私も我が家の小さな花壇に今年はカラミントを植えて育ててみたいと思います!!
アロマテラピーとして利用される際は、ケトン類を多く含むため注意が必要ですので、専門家に相談して使用しましょう。
※アロマオイル(精油/エッセンシャルオイル)を使う際の注意点
アロマオイルは医薬品ではないため、「治療」できるものではありません。ここに掲載されている内容は精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。予めご了承ください。症状がひどい場合は医療機関を受診することをおすすめいたします。実際にアロマの香りに癒されるという方はたくさんいます。自分の体の状態や気分に合わせて上手に取り入れてくださいね。